ヒプノセラピーが効果的な理由の一つに、「感情を解放できる」ということが挙げられます。
怒りや恐怖、悲しみ、罪悪感、自己否定などのネガティブな感情を強く感じさせるような出来事があった場合、うまく発散できないとそれらの感情は時間が経っても半永久的に私たちの潜在意識の中に残ります。一般的に、ネガティブな感情を持ったり表現したりするのは悪いことだと思われているので、自分の心の奥にしまい込もうとしてしまいがちですが、実は無意識に思考や気分、性格に影響を及ぼしているのです(例:不安症、ネガティブ思考、人間不信、自己否定、攻撃的な性格など)。自律神経失調症や摂食障害、疾患など、身体の不調となって表れることもあります。
心の奥にしまってきた、過去の出来事や人間関係に関するネガティブな感情を見つけ出したり、適切に発散させたりするのは、日常生活の中では難しいことですが、ヒプノセラピーのセッションにおいて深くリラックスした催眠の状態では、意外と簡単にできます。
目の前に相手がいると想像して、その過去の場面で言えなかったことをはっきりと言葉にする、ネガティブな感情を身体に感じてもらい、クッションを使って外に出す(クッションをパンチするなど)、イメージ法を使う、といった方法を使うと、胸のつかえがすっきりとして心が軽くなります。心にしまい込んできたネガティブな感情を、誰も傷つけることなく安全に解放できるので、苦しい思いのある方はぜひご相談ください。